ミッションを達成するために、もう一つ決めて欲しいことがあります。
プロジェクト、チーム、ミーティングなどで設定する行動規範のことです。
チーム目標達成のため 機能するチームになるため に設定します。
ルールの作り方、使い方を示します。
「否定的な言葉」で作ったルールと「ポジティブな言葉」で作ったルール
の違いを見てみましょう。
話に夢中になってしまった、時刻を勘違いしていた、などの理由で遅刻すると、時間にルーズだ、やる気がない、大人としての自覚が無い、と思われてしまいます。また、チーム全体が、或いはLED-Camp全体が「しらけ」ムードになるかも知れません。チームの目的、目標を達成できないかも知れません。この場合、どんなルールを制定すれば良いのでしょうか。
次は「ポジティブな言葉」で作ったルールの事例集です。
みなさんのルール作りの参考にしてください。
ルール事例 | 狙い |
語りたい人が語る。 | 参加するしないは自分の意志で。 |
ここで語ったことは、ヨソでは語らないようにしましょう。 | ホンネのなかには部外者に知れると都合の悪い話もあります。 |
ここで語らなかったことは、ヨソでは語らないようにしましょう。 | ここでホンネを出さず、あとで愚痴や陰口はいわないように、という意味です。 |
意見の対立や食い違いをみんなで楽しみましょう。 | 調和しないといけない(=ホンネを抑える)という気持ちをはずしてあげます。 |
強がりをいわず、自分の弱みを素直に見せましょう。 | タテマエとホンネをこういいかえるだけで、わかりやすくなります。 |
肩書や立場を忘れ、自分のことは棚にあげましょう。 | 責任という重しをはずすだけで、タテマエの発言が減ります。 |
今日は結論を出したり合意したりすることはやめましょう。 | 答えを出さないといけないという強迫観念をはずせば、気軽に話せます。 |
今日はいいあう場ではなく、聴きあう場にしましょう。 | ランクの高い人が発言を独占するのを禁止するルールです。 |
正論をいいすぎたり、相手をやっつけすぎたりしないようにしましょう。 | ヘコまされると、二度と話をする気がなくなります。 |
次は、理解度チェックです。
このページでの理解度を確認しましょう。
項目1:チームのミッションとルールを説明できるか?
項目2:どんな表現にすれば、守り易く、誰も孤立せず、自分のチームらしいルールになるか、考えてみましょう
起案時のルール | 合意時のルール |
時間厳守 | |
アジェンダに集中する | |
建設的な意見を出す | |
ヒソヒソ話をしない |
いよいよ、このテキストも終わりが近付いてきました。 次章に私からみなさんにお願いがあります。